OpenID ログイン
mixiでログイン Yahoo!でログイン Googleでログイン Biglobeでログイン exciteでログイン
メインメニュー
オンライン状況 
1 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが Wiki を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 1

もっと...
検索

はじめまして。piyoといいます。
スピーカー工作は始めて日が浅いのですが2作目に
積層スピーカーを作りました。

積層スピーカーを作るのは大変です。
でも必要なのは技術でも知識でもお金でもなく、膨大な時間のかかる
作業をこなす根気だけだと思います。

ここでは稚拙ながら私の作品を作る過程を紹介していきたいと思います。

構想 anchor.png

ネットを徘徊していると工芸品かと思うばかりの美しいデザインの
メーカー製スピーカーが散見されます。
そこで一から外見を考えるよりも外見はメーカー製を真似した方が
無難だろうと考えました。
ここでは安直に、MAGICO miniの構造とソナスファベール・アマティの形状の
良いとこ取りを狙います<<志だけはどこまでも高く(笑

18cmウーハーの3wayスピーカーです。
27Lほどのバスレフ箱でミッドレンジには別に3L密閉チェンバーを与えます。

基本構成は厚さ15mmのフィンランドバーチ合板を64枚積層した木部と、
前後のジュラルミン製バッフル、それに連結ロッドになります。
連結ロッドを使い木部を前後のバッフルで締め付ける事により
高剛性と大きな減衰を目指します。
また、フロントバッフルは接着せず、ガスケットを介して固定することで
経年変化による木材の伸縮を吸収する構造にしました。

こちらが図面のようなものです。

Page Top

切り出しと接着 anchor.png

完全な曲面形状の板をずれずに重ねるのは難しいので、積層する板は四角い板から
切り出して前後と左右の一部に直線が残るように糸鋸盤で加工しました。
最初にテンプレートを作ります。
CADからプリントアウトした紙を板に貼りつけ慎重に切り出します。
そして、このテンプレートを材料に重ねて鉛筆で罫書きます。
あとは128枚の板をひたすらくりぬくだけです。
側面は後にサンダー掛けでスムーズな曲線に加工しました。

接着剤には一般用ボンド(酢酸エマルジョン系)を水で薄めたものを使いました。
まず定盤の上で40kg程度のおもりを使って6枚ずつ接着したブロックを作ります。
次にネジ切り棒を利用したハタガネのような道具でブロック同士を接着していきます。
このとき、ブロック同士がずれないようにハンマーなどを使って前面を定盤に
叩きつけるようにしてずれを防ぎました。

それでも大きいところで1mm程度のずれがでてしまったため、後に前後の面は
フライス盤で平面だしをしました。
独立したフロントバッフルを組み合わせないならここまでやる必要はないかもしれません。

合板は積層方向の伸縮が大きいようで高さ1000mm近いこのスピーカーでは
積層後3ヶ月ほどで15mm程度収縮しました。
フロントバッフルを別に用意する場合、接着すると割れなどの原因に
なる恐れがあります。

Page Top

サンダー掛けと塗装 anchor.png

接着した直後の木部は表面が凸凹なのでサンダー掛けで平滑にします。
写真は#80のパッドまで研磨した作業途中のものです。
ランダムアクションサンダーを使って1本につき10時間ほど研磨しました。

その後、2液性ウレタンスプレーのクリアを15回重ねて塗装しました。
スプレーの吹きっぱなしとペーパー&バフ掛け後の比較です。
画像ではわかりにくいですがペーパー掛けにより細かな凹凸が除去されています。

Page Top

金属部品類 anchor.png

これでもかと剛性を上げるために金属部品を多用しました。
金属加工は切削油と切子にまみれて骨が折れました。
金属を切削する環境にない方はネットで一般からの注文を受け付けている
町工場などに依頼するといいと思います。

フロントバッフルは厚さ15mmのジュラルミンです。
回折と反射対策に12mmの面取りとユニットの落とし込み用の
段差が付いています。

こちらは背面につくジュラルミン製リアバッフルと、前後から木部を締め付ける
連結ロッドです。

フロントバッフルの裏面には結合用のアイボルトが締結されています。
連結ロッドは鋼鉄製ネジ切り棒に真鍮パイプをかぶせて両端からアイボルトで
締め付けた構造でさらに減衰を早めるために隙間にはゴム系接着剤を充填しました。

バスレフダクトは厚さ10mmのジュラルミン製で1本1.5kgぐらいあります。
チューニング周波数は33Hzほどです。

足回りはソナスファベールを強く意識した構造です。
初工作で作った箱でタイムアライメントが取れる位置関係を測定しておいたので
6°ほど後ろに傾斜させた状態でタイムアライメントが取れるように設計しました。
角度は簡単に調整できます。

塗装前に仮組みをしてみました。

Page Top

組立て〜完成 anchor.png

部品が揃ったので組立てます。
金属部品は2液性ウレタンスプレーで塗装しました。
下地にはプライマー(ミッチャクロン)とサーフェイサーを吹きます。

このユニット取り付け前の写真を見るとフロントバッフルが連結ロッドで
保持されているのがわかると思います。
吸音材はサーモウールをミッドレンジ用密閉チェンバーと、メインチェンバーの
左右の対向面および上下に使っています。
また、補強材の一部にはフェルトを貼りました。

完成するとこんな感じです。
気分は海外ハイエンド?

テカテカ感がたまらないのでもう一枚貼っちゃいます。

Page Top

ユニット・ネットワーク・測定など anchor.png

使用したユニットはいずれもScanSpeakのものでそれぞれ次のようになります。
ツイーター R2904/7000-00
ミッドレンジ 12M/4631G00
ミッドバス 18W/4531G00

ネットワークは以下の通りでユーロ系のデザインとしては
シンプルな方だと思います。
ツイーターのハイパスが3次で他はすぺて2次。
他にはアッテネーターが入っているだけです。
振幅やインピーダンスの独立した補正回路はありません。
測定結果を設計にフィードバックしてシミュレーションを何度か繰り返しました。
シミュレーション上ではクロスでの位相のズレは上がほぼ0°で
下が10°以下です。

ネットワークは外付けにしました。
狭い板に収めたので少し窮屈です。

無響室での測定結果はこんな感じです。
スムージング無しの生データで±3dBに収まっているので一安心です。
ミッドレンジの音圧が少し高いですね。
測定装置の関係で20kHz以上はレベルが落ちてみえます。

Page Top

4way化 anchor.png

次のようなサブウーハーを追加して4wayにしました。
ユニットは同じくScanSpeakです。

ウーハー 23W/4557T00
パッシブラジエーター 23W/0-00-00
容積28L

一辺380mmの立方体の箱で、板厚30mmのフィンランドバーチで作りました。
塗装はシュラック(ウルトラブロンズ)で行いましたが、2液ウレタンに比べ
扱いにくく難儀しました。

現在はチャンデバでLR 24dB/octの50Hzでクロスさせています。
ミッドバスの低域もチャンデバで切っています。
当初はミッドバスのバスレフダクトは塞いでいませんでしたが
後に密閉としています。

Page Top

ウーハートーンゾイレ化 anchor.png

以下のことを目的にウーハーをトーンゾイレ構成にしました。

1.点音源から線音源とする事で水平方向への指向性を持たせ天井や床からの
 反射や定在波の影響を小さくする。
2.振動板面積を増やすことで歪率を下げる。

4ウーハー4パッシブラジエーターの構成です。
厚さ30mmのフィンランドバーチで組んだ54Lの箱です。
ユニットはこれまで通りScanSpeakです。

Page Top

システム全容 anchor.png

以下の構成で音楽を聴いています。

トランスポーター 完全ファンレスPC オンキョーSE200
イコライザ アキュフェーズ DG-48
チャンネルデバイダ アキュフェーズ DF-45
ステレオパッシブアッテネータ ソフトン model5 ×4台
ステレオパワーアンプ ラックスマン M-5 ×4台
スピーカー 自作4way7speakers

おまけでリスニングポイントでの特性です。(チェアやダミーの人間あり)

Page Top

コメント anchor.png

  • piyoさん、ようこそいらっしゃいました! コメント貼付けを追加させていただきました。 使い方がなかな判り辛いと思いますが、どうぞゆっくりで結構ですので、お願いします。 :) -- なーお 2007-01-26 (金) 15:15:32
  • なーおさん、こんにちは。 私も皆さんのように立派なページを作りたいのですが、なかなか難儀しています。でもページ作りは結構楽しいです。 -- piyo 2007-01-27 (土) 00:40:14
  • piyoさん、こんにちは。 ページ作成ありがとうございました! :) それにしても金属バッフルやロッドなど、すごい構造ですね。 参考になります。 ;) 特性も50Hzまでフラットですね。 音の自己評価も知りたいです。 -- なーお 2007-02-12 (月) 11:14:13
  • なーおさん、ありがとうございます。ヘルプなどを見ながらなんとか形にすることが出来ました。ページの作り方の勉強も出来る素晴らしいシステムですね。音は自分では気に入っていますが他と比較することが少ないのでなんともいえません(笑 -- piyo 2007-02-12 (月) 12:25:22

投稿ツリー

コメント一覧




トップ   凍結 差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード印刷に適した表示   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 11348, today: 1, yesterday: 1
初版日時: 2007-01-25 (木) 10:44:55
最終更新: 2009-03-24 (火) 20:50:06 (JST) (3223d) by piyo
コメント一覧
  1. Re: メーカー/国内/コーラル 自作マニア 2010-3-11 23:22
  2. Re: User/sugai/090502 sugai 2009-5-29 21:04
  3. Re: User/sugai/090502 piyo 2009-5-29 19:13
  4. Re: User/sugai/090502 sugai 2009-5-27 19:22
  5. Re: User/sugai/090502 piyo 2009-5-26 21:36
  6. Re: User/sugai/090502 sugai 2009-5-3 14:43
  7. Re: User/sugai/090502 なーお 2009-5-3 12:38
  8. Re: User/なーお/Twister なーお 2008-9-21 0:44